今年は“財政の崖”によるアメリカ国防予算削減の影響で既に岩国FSDと横田基地友好祭が決まるなどアメリカ国内外の米軍イベントが軒並み縮小されています。
そんな中、毎年春に行われている厚木基地のイベントは規模が横田や岩国ほど大きくないためか予定通りに開催されました。今年も桜の時期を過ぎているので「春祭り」と題されてます。
早くに行っても遅めに行っても待ち時間はかわらんだろうと開場時刻ぐらい合わせて出かけたところ、さがみ野駅で降りる人、駅から基地に向かう人の数が今までと較べて明らかに多い。ゴールデンウィークだから?
11時頃ゲートに着くといつものように長蛇の列が出来ていたのでいつものように桃並交差点を曲がる。自分は昨年行かなかったので前回行った一昨年の秋開催のときはゲートから500mぐらいのところから並び始めたが、今回は同じところまで達してもまだ最後尾が見えない。そのまま歩き続けて光陵公園まで達し、さらに公園外周に沿って曲がって野球場の前でようやく最後尾に辿り着いたのは11時半、ゲートから約2km。午後からだったら諦めて帰っただろうが時間はあるので気長に待つことにした。
そして2時間経った13:40頃、ようやくゲートに達して身分証明&手荷物検査を通過。13時頃に複数の戦闘機が離陸する音が聞こえたので急げば着陸に間に合うかもとエプロンへ早歩き。
エプロンに着くと新顔HSC-12“ゴールデンファルコンズ”のMH-60Sが負傷者の救出デモを行ってました。何も飛ばない春のイベントでしたが昨年からヘリのデモフライトが行われるようになったみたいです。この機はペイントがNE/CVW-2/USS ABRAHAM LINCOLNのままですね。
そして戻ってきたE-2、F/A-18、EA-18がオーバーヘッドから着陸。中にはタッチアンドゴーを行う機も!WINGSが帰ってきた?!
一番最初に着陸していたE-2もホーネット5機全ての着陸を待ってからフライトラインに戻ってきました。
機内は携帯持込可なんですね。
離陸してから戻ってくるまでの時間から考えると通常の訓練を行って帰ってきたようにも見えますが、各飛行隊から1機ずつの混成編隊だったり、揃ってフライトラインに戻って来る演出などを見るとイベントに合わせて訓練を行ったのかも。
こちらもチャージャースに替わって配備された新顔の飛行隊HSM-77“セイバーホークス”のMH-60R。隊名を表した剣を掴んだ鷹のペイントがカッコイイ!
それにしてもチッピー、イーグルス、シャドウホークス、セイバーホークス、ゴールデンファルコンズと厚木基地には猛禽多すぎ。
機体が更新されたばかりのメイスはCAG機の塗装デザインも変更。尾翼メイスがより大きく描かれ、文字や数字の書体が変わってます。
会場外だけど一番近いところに海上自衛隊の量産型P-1。
機種の更新に合わせてHSL-51からHSM-51に改称されたウォーローズのMH-60R。今年もエプロンではなく途中の道路上に置かれてました。
人は多かったけど今年唯一かもしれない米軍の航空イベントを楽しめました。予算厳しい中イベント開いてくれた海軍ありがとう!
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